【加点で差をつける!(全10回)】第5回:IT導入補助金2025の加点項目「インボイス対応ITツール導入の検討」とは?
2023年10月から始まった「インボイス制度」への対応は、多くの事業者にとって大きな課題となっています。
IT導入補助金2025では、こうした背景をふまえて、「インボイス対応ITツール導入の検討」が加点項目として設定されています。

この記事では、その内容と加点のポイントを詳しく解説します!
インボイス制度とITツールの関係
インボイス制度(適格請求書等保存方式)では、請求書に登録番号や税率ごとの消費税額など、決まった記載要件が必要です。
これに対応するには、手書きやExcel管理では限界があり、インボイス制度に対応した請求書発行・経理ツールの導入が重要となります。
IT導入補助金での加点対象枠
「インボイス対応ITツール導入の検討」は、以下の枠で加点対象になります。
申請枠 | 加点対象 |
---|---|
インボイス枠(対応類型) | 〇 |
通常枠 | × |
インボイス枠(電子取引類型) | × |
セキュリティ対策推進枠 | × |
📌 「インボイス枠(対応類型)」でのみ加点される点にご注意ください。
加点の条件とは?
以下のようなITツールの導入が検討・実施されていれば、加点の対象となります:
- 適格請求書の発行・受領に対応した請求書発行ソフト
- インボイス管理機能付きの会計ソフト
- 仕入税額控除の対応が可能な受発注システム
さらに、申請時には、
- ツールの導入予定または検討状況
- インボイス制度への対応意図と効果
などを具体的に申請内容へ記載することが重要です。
加点される理由とメリット
この加点項目は、政府の「インボイス制度定着支援」の一環として評価されます。
- 税務リスクの軽減
- 記帳・請求管理の効率化
- 適格請求書の正確な発行と保存
これらの取り組みをIT化によって実現することが、デジタル化と税制改革の両面に貢献すると判断され、加点対象となっています。
ワンポイントアドバイス
- 登録されているITツールの中には、「インボイス対応」と記載されているものがあります。支援事業者や登録ツール一覧で事前確認を行いましょう。
- 「まだ導入していないが検討している」段階でも、加点対象となる場合があります。(検討内容を申請書に明記)
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