【加点で差をつける!(全10回)】第6回:IT導入補助金2025の加点項目「賃上げの事業計画の策定・従業員への表明・達成」とは?

IT導入補助金2025では、申請時に「賃上げに関する取り組み」を行っていると、加点評価の対象になります。
今回は、中小企業や小規模事業者にとって現実的かつ重要な加点項目である【賃上げの事業計画の策定・従業員への表明・事業計画の達成】について詳しくご紹介します。


賃上げ加点とは?

国は中小企業の「人への投資」を重視しており、持続的な成長のための賃金改善を支援しています。
そのため、IT導入補助金においても、賃上げに取り組む企業を優先的に採択する制度を設けています。


IT導入補助金での加点対象枠

この項目は、以下すべての申請枠において加点対象となります。

申請枠加点対象
通常枠
インボイス枠(対応類型・電子取引類型)
セキュリティ対策推進枠
複数社連携IT導入枠

加点されるための3つのステップ

賃上げ加点を受けるには、以下3つすべての取組を実施・計画している必要があります。

① 賃上げの事業計画を策定する

  • 誰に対して、どれくらいの賃上げを、いつまでに行うかを明文化する

② 従業員に賃上げ方針を表明する

  • 社内掲示・社内通知・面談記録など、従業員に通知した証拠を残すことが重要

③ 実際に計画を達成する(または、達成見込みがある)

  • 申請時点で賃上げが完了していなくても、明確な実行計画と証明書類があれば加点対象になります

加点される理由とメリット

  • 中小企業の賃金引き上げを促す政府方針に沿っている
  • IT導入による生産性向上と賃金改善の好循環モデルを構築できる
  • 採択時に「前向きな経営姿勢」として高評価を得られる

ワンポイントアドバイス

  • 雇用契約書や給与規定の改定案を準備しておくと、申請時の説得力がアップします。
  • 難しく考えすぎず、「最低賃金を◯円上回るように設定する」なども有効です。
  • 一時的な手当ではなく、基本給等の恒常的な引き上げが対象です。

賃上げ計画の書き方や社内通知のフォーマットが分からない方はご相談ください!

IT WORKSでは、賃上げ加点の対象となるかのチェックはもちろん、事業計画の作成・従業員への表明の仕方まで丁寧にサポートいたします。

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